子育て情報|絵本のめぐみ

基本的生活習慣「睡眠」

2022.06.11

私たちは朝起きて日中さまざまな活動をし、夜暗くなって眠ります。毎日たくさんの出来事があり、感動したり悲しくなったり笑顔になったり、健康を損ねたり元気になったり、心と体は日々変化しています。そのような中、幼少期から生活の基盤をつくること、規則正しい生活習慣を身につけることで、体調を整えやすくなります。

私たちには、昼には昼に動く体の仕組みがあり、夜には夜に動く体の仕組みがあり、体温やホルモンなど体のすべてのリズムがそれに基づいてプログラムされています。そしてその仕組みに合った生活をすることで、心や体をよりよく発達させることができます。

生活リズムのベースになるものが「早起き・早寝・朝ごはん」です。まずは早起きから始めましょう。朝起きてカーテンをあけ、窓からの日差しを浴びることで、約24時間10分の体内時計がリセットされます。そして14~16時間後には睡眠ホルモンの“メラトニン”が多く分泌され眠りを誘います。朝食では穀類・肉類・魚類・大豆製品・乳製品・卵などで、必須アミノ酸のトリプトファンを取りましょう。トリプトファンから気持ちが穏やかになるセロトニンが合成され、このセロトニンもまた“メラトニン”の材料になります。

睡眠ホルモン“メラトニン”は免疫力を高めたり、性的な成熟を必要な時期まで抑えるといった大切な働きもします。“メラトニン”は1歳から5歳くらいまでの間に最も多く分泌されます。この時期、シャワーのように“メラトニン”を浴びるので「メラトニンシャワー」とも呼ばれます。“メラトニン”はブルーライトによって分泌が抑制されるため、寝る1~2時間前にはテレビやスマホ、パソコンなどは消したいものです。寝室の照明は、暖色系の間接照明で、常夜灯は床置きタイプにするなどの工夫も、“メラトニン”の効果的な分泌につながります。

子どもの発育に欠かせない“成長ホルモン”は、入眠後の最初の深い眠りで分泌されます。この“成長ホルモン”は、大人になっても体の組織を修復したり疲労回復などに役立っています。

そして、睡眠から目覚める前に分泌する“コルチゾール”というホルモン。このホルモンには代謝の促進や炎症を抑える働きなどがあります。心身がストレスを受けると急激に分泌が増えることから、「ストレスホルモン」とも呼ばれている大事なホルモンです。

生活リズムを整え十分な睡眠を取ることで、体に大切なホルモンが自然に分泌されて健やかな心身を育んでいきます。

睡眠、それは健やかな心身を育てるものであり、豊かで心地のよいものです。子どもは安心感、安全感に包まれてこそ、心地よい眠りにつくことができます。

次回は“基本的生活習慣”の「排せつ」について、お話させていただきます。

 
 

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