ブックスタート|絵本のめぐみ

ブックスタートについて

ブックスタートという言葉を聞いたことがあると思います。
ブックスタートは、0歳児健診などの機会に、絵本をひらく楽しい「体験」と「絵本」をセットでプレゼントする活動で、行政と市民が連携して行う自治体の事業です。

ブックスタートは、1992年にイギリスで始まりました。日本では2001年4月から12市町村で新規事業として始まり、その後草の根的に全国へ広がっていきました。高知県でも多くの市町村がブックスタート事業を行っています。

そのブックスタートで手渡される絵本の候補となる「ブックスタート赤ちゃん絵本」(30タイトル)というものがあり、3年に一度、独立した中立的な選考会議で選考しているようです。選考は赤ちゃんと絵本の関係について豊富な知識と経験を有する委員が行っており、実際に親子へ手渡される絵本は各自治体で決められています。
「赤ちゃん絵本が沢山あるので何を選んでいいか迷う」というお話を保護者の方からよく聞きます。専門家が選考したこのような絵本を参考にされてもいいですね。

赤ちゃんにとっての絵本は、読む(read books)ものではなく、読み手と共に楽しむ(share books)ものです。

2021-2023年 ブックスタート 赤ちゃん絵本30冊を紹介します。
あっぷっぷ
(文)中川ひろたか
(絵)村上康成
(出版社)ひかりのくに
わらべ歌、「だるまさん だるまさん にらめっこしましょう わらうと まけよ あっぷっぷ」 だるまさん、思いっきりほっぺを膨らませて「ぷ」、でもすぐに笑いこけちゃう。子どもって「にらめっこ」が好きですよね。すぐあとに笑顔をみられるから。そして、大好きな人のお顔を見て、大好きな人と一緒にできる遊びだから。「おかあさん おかあさん にらめっこしましょ わらうと まけよ あっぷっぷ」

発行年( 2003年 )

あぶくたった
(構成・絵)さいとうしのぶ
(出版社)ひさかたチャイルド
“あぶくたった にえたった にえたかどうだか たべてみよ” おなじみのわらべ歌が楽しい絵本になりました。家族みんなでうたいながらお汁粉が煮えるのを待っています。おいしそうな小豆色、いい香りをかぎ、ぐつぐつ煮える音を聞いて、いただきまーす。絵本の中で五感も育まれます。

発行年( 2009年 )

いない いない ばあ
(文)松谷みよ子
(絵)瀬川康男
(出版社)童心社
子どもって3歳くらいになってもいないいないばあっ!が好きです。4.5歳になっても別バージョンのいないいないばあっ!が好きです。その基本が赤ちゃんの時のいないいないばあっ!です。読み手は「ばあ」の時、とびっきりの笑顔を赤ちゃんに向けます。ばあっ!と大好きな人の顔が出てきた時の安心感と、その笑顔を見られた時の喜びで赤ちゃんも笑顔になります。基本的な信頼関係づくりです。赤ちゃんが好きな濁音の繰り返しにも、赤ちゃんは引きつけられます。世代をこえて読みつがれている大ロングセラーです。

発行年( 2020年 )

おせんべ やけたかな
(構成・文)こがようこ
(絵)降矢なな
(出版社)童心社
わらべ歌絵本。「お・せ・ん・べ・や・け・た・か・な」「やけた!」いちまいずつ、おせんべが焼けていきます。どのおせんべが焼けたかな?ページをめくるたびに、くるっと焼けるいろんな顔のおせんべは、とっても表情豊かです。おせんべが焼けるいい香りも漂ってきそうです。子どもといっしょに歌いながら、手をおせんべに見立てた手遊びも楽しんでみませんか。

発行年( 2018年 )

おつきさまこんばんは
(作)林明子
(出版社)福音館書店
美しい落ち着いた色調。なんとも気高いおつきさまのお顔。雲で隠れたおつきさまに、ネコも心配しています。でも、雲はおつきさまが大好きでお話をしたかっただけ。最後のおつきさまの笑顔に、みんな幸せな気持ちになりました。夜だけしか見られない神秘的な輝き、昔から変わらないおつきさま、読み手もフワッと心落ちつく絵本です。赤ちゃんは丸いおつきさまのお顔が大好きで引きつけられます。

発行年( 1986年 )

おやすみ
(作)中川李枝子
(絵)山脇百合子
(出版社)グランまま社
朝起きてから、楽しい1日を終えて仲良くおふとんに入って寝るまでが、ほんわか楽しく流れます。たくさん遊んで、お風呂に入って、美味しいご飯を食べて、絵本を読んでおやすみなさい。優しく眠りに誘います。「おやすみ~むにゃむにゃ」 

発行年( 1986年 )

かお かお どんなかお(ミニえほん)
(作)柳原良平
(出版社)こぐま社
目と鼻と口から作られる“かお”。赤ちゃんが好きな“かお”。ページをめくると「たのしい かお」や「かなしい かお」「いたずらな かお」「すました かお」「ねむった かお」……。いろんな気持ちと、いろんな顔に出会えます。

発行年( 2015年 )

ぎゅう ぎゅう ぎゅう
(文)おーなり由子
(絵)はたこうしろう
(出版社)講談社
あかちゃんの小さなおてて、おかあさんの手でつつみこんで「ぎゅう」。ぷっくりしたおなかごと抱きしめて「ぎゅう」。おふとんもいっしょに「ぎゅう」。おかあさんとあかちゃんのしあわせな「ぎゅう」が続き甘いきもちでいっぱいになります。まだまだ「ぎゅう」はつづきます。大好きなくまさんを「ぎゅう」。もっともっと「ぎゅう」・・おとうさんもきて「ぎゅう!」。あかちゃんも大人も大好きな「ぎゅう」。あかちゃんへのおもいがぎゅうーっとつまった絵本です。

発行年( 2014年 )

くだもの
(作)平山和子
(出版社)福音館書店
とても丁寧に、写実的にそれぞれの果物が描かれています。丸ごとの果物を、食べられるようにお皿に乗せフォークなどを添えて「さあ、どうぞ」。イチゴやブドウは洗って水滴まで付いています。赤ちゃんの手が伸びてきそうです。旬が冬の果物を差し出す人の服はセーターでしょうか。絵本全体に季節を感じます。とても引きつけられます。最後には上手にバナナの皮をむけたやさしい表情の女の子が登場。家族の愛情まで感じられる絵本です。

発行年( 1981年 )

じゃあじゃあびりびり
(作)まついのりこ
(出版社)偕成社
日常の生活でよく耳にする「音」、そして鮮やかでとてもきれいな「色」。文字の配置も変化に富んでいて、様々な個所に赤ちゃん絵本として作者の工夫が見られます。赤ちゃんは水と、「じゃあじゃあ」の音がとても好き。自分で「びりびり」と紙を破くのも好き。赤ちゃんが大好きな「音」が、カラフルな絵になっていて、注意を引きつけます。

発行年( 1963年 )

ぴょーん
(作)まつおかたつひ
(出版社)ポプラ社
縦開き絵本で、「ぴょーん」と思いきり飛び上がる飛躍感を表現しています。さあ構えて、ドキドキの期待感、ページをめくって「ぴょーん」で解放感と安心感。その繰り返しの面白さ、楽しさ。色々な動物が「ぴょーん」に挑戦。でもカタツムリはできなかった。最後にわたしが思いきり「ぴょーん」。上手にいっぱいとべたよ。赤ちゃんは絵本にあわせてぴょんぴょんするかもしれません。読み手も赤ちゃんを抱き上げて「たかいたかいぴょーん」をしたくなります。言葉のくり返しも心地よい響きです。

発行年( 2000年 )

ぽんぽんポコポコ 
(作)長谷川義史
(出版社)金の星社
だれのおなかかな?ってあてっこしながらページをめくる、楽しい絵本です。ぽんぽんポコポコの繰り返し。おなかのことを赤ちゃん言葉で「ぽんぽん(ぽんぽ)」って言いますよね。ぽんぽんってひびきがとっても優しくて心地よいです。動物たちがぽんぽんポコポコ、あかちゃんもぽんぽんを出してぽんぽんポコポコ!さいごはお母さんが優しく「ぽんぽんないない」。たのしいリズムであかちゃんといっしょに遊べる絵本です。

発行年( 2007年 )

まる さんかく ぞう
(文)及川賢治
(絵)竹内繭子
(出版社)文渓堂
「まる さんかく・・・」ときて「ぞう」。「しかく ぞう まる」「ぞう ぞう しかく」。絵を見ると、三角や四角に混ざって、ぞうやバスや とりが、おすまし顔で三段におさまっています。ユニークでポップ、なんだか嬉しくなる絵本です。形から出ているリズム感、耳に心地良い言葉、面白い形。みんなが楽しくなります。

発行年( 2008年 )

まる まる
(作)中辻悦子
(出版社)福音館書店
「まるまるえっへん」「まるまるふにゃり」「まるまるこまる」「まるまる は は は」……。くり抜かれたふたつのまるい穴とシンプルでやわらかい線の組合わせがさまざまな表情を生む、しかけすぎない仕掛け絵本、穴あき絵本の傑作です。文字の演出もおもしろいですね。子どもの目が、鮮やかな色彩とシンプルな形に引きつけられそうです。

発行年( 1998年 )

あっぷっぷ
(文)中川ひろたか
(絵)村上康成
(出版社)ひかりのくに
わらべ歌、「だるまさん だるまさん にらめっこしましょう わらうと まけよ あっぷっぷ」 だるまさん、思いっきりほっぺを膨らませて「ぷ」、でもすぐに笑いこけちゃう。子どもって「にらめっこ」が好きですよね。すぐあとに笑顔をみられるから。そして、大好きな人のお顔を見て、大好きな人と一緒にできる遊びだから。「おかあさん おかあさん にらめっこしましょ わらうと まけよ あっぷっぷ」

発行年( 2003年 )

あぶくたった
(構成・絵)さいとうしのぶ
(出版社)ひさかたチャイルド
“あぶくたった にえたった にえたかどうだか たべてみよ” おなじみのわらべ歌が楽しい絵本になりました。家族みんなでうたいながらお汁粉が煮えるのを待っています。おいしそうな小豆色、いい香りをかぎ、ぐつぐつ煮える音を聞いて、いただきまーす。絵本の中で五感も育まれます。

発行年( 2009年 )

いない いない ばあ
(文)松谷みよ子
(絵)瀬川康男
(出版社)童心社
子どもって3歳くらいになってもいないいないばあっ!が好きです。4.5歳になっても別バージョンのいないいないばあっ!が好きです。その基本が赤ちゃんの時のいないいないばあっ!です。読み手は「ばあ」の時、とびっきりの笑顔を赤ちゃんに向けます。ばあっ!と大好きな人の顔が出てきた時の安心感と、その笑顔を見られた時の喜びで赤ちゃんも笑顔になります。基本的な信頼関係づくりです。赤ちゃんが好きな濁音の繰り返しにも、赤ちゃんは引きつけられます。世代をこえて読みつがれている大ロングセラーです。

発行年( 2020年 )

おせんべ やけたかな
(構成・文)こがようこ
(絵)降矢なな
(出版社)童心社
わらべ歌絵本。「お・せ・ん・べ・や・け・た・か・な」「やけた!」いちまいずつ、おせんべが焼けていきます。どのおせんべが焼けたかな?ページをめくるたびに、くるっと焼けるいろんな顔のおせんべは、とっても表情豊かです。おせんべが焼けるいい香りも漂ってきそうです。子どもといっしょに歌いながら、手をおせんべに見立てた手遊びも楽しんでみませんか。

発行年( 2018年 )

おつきさまこんばんは
(作)林明子
(出版社)福音館書店
美しい落ち着いた色調。なんとも気高いおつきさまのお顔。雲で隠れたおつきさまに、ネコも心配しています。でも、雲はおつきさまが大好きでお話をしたかっただけ。最後のおつきさまの笑顔に、みんな幸せな気持ちになりました。夜だけしか見られない神秘的な輝き、昔から変わらないおつきさま、読み手もフワッと心落ちつく絵本です。赤ちゃんは丸いおつきさまのお顔が大好きで引きつけられます。

発行年( 1986年 )

おやすみ
(作)中川李枝子
(絵)山脇百合子
(出版社)グランまま社
朝起きてから、楽しい1日を終えて仲良くおふとんに入って寝るまでが、ほんわか楽しく流れます。たくさん遊んで、お風呂に入って、美味しいご飯を食べて、絵本を読んでおやすみなさい。優しく眠りに誘います。「おやすみ~むにゃむにゃ」 

発行年( 1986年 )

かお かお どんなかお(ミニえほん)
(作)柳原良平
(出版社)こぐま社
目と鼻と口から作られる“かお”。赤ちゃんが好きな“かお”。ページをめくると「たのしい かお」や「かなしい かお」「いたずらな かお」「すました かお」「ねむった かお」……。いろんな気持ちと、いろんな顔に出会えます。

発行年( 2015年 )

ぎゅう ぎゅう ぎゅう
(文)おーなり由子
(絵)はたこうしろう
(出版社)講談社
あかちゃんの小さなおてて、おかあさんの手でつつみこんで「ぎゅう」。ぷっくりしたおなかごと抱きしめて「ぎゅう」。おふとんもいっしょに「ぎゅう」。おかあさんとあかちゃんのしあわせな「ぎゅう」が続き甘いきもちでいっぱいになります。まだまだ「ぎゅう」はつづきます。大好きなくまさんを「ぎゅう」。もっともっと「ぎゅう」・・おとうさんもきて「ぎゅう!」。あかちゃんも大人も大好きな「ぎゅう」。あかちゃんへのおもいがぎゅうーっとつまった絵本です。

発行年( 2014年 )

くだもの
(作)平山和子
(出版社)福音館書店
とても丁寧に、写実的にそれぞれの果物が描かれています。丸ごとの果物を、食べられるようにお皿に乗せフォークなどを添えて「さあ、どうぞ」。イチゴやブドウは洗って水滴まで付いています。赤ちゃんの手が伸びてきそうです。旬が冬の果物を差し出す人の服はセーターでしょうか。絵本全体に季節を感じます。とても引きつけられます。最後には上手にバナナの皮をむけたやさしい表情の女の子が登場。家族の愛情まで感じられる絵本です。

発行年( 1981年 )

じゃあじゃあびりびり
(作)まついのりこ
(出版社)偕成社
日常の生活でよく耳にする「音」、そして鮮やかでとてもきれいな「色」。文字の配置も変化に富んでいて、様々な個所に赤ちゃん絵本として作者の工夫が見られます。赤ちゃんは水と、「じゃあじゃあ」の音がとても好き。自分で「びりびり」と紙を破くのも好き。赤ちゃんが大好きな「音」が、カラフルな絵になっていて、注意を引きつけます。

発行年( 1963年 )

ぴょーん
(作)まつおかたつひ
(出版社)ポプラ社
縦開き絵本で、「ぴょーん」と思いきり飛び上がる飛躍感を表現しています。さあ構えて、ドキドキの期待感、ページをめくって「ぴょーん」で解放感と安心感。その繰り返しの面白さ、楽しさ。色々な動物が「ぴょーん」に挑戦。でもカタツムリはできなかった。最後にわたしが思いきり「ぴょーん」。上手にいっぱいとべたよ。赤ちゃんは絵本にあわせてぴょんぴょんするかもしれません。読み手も赤ちゃんを抱き上げて「たかいたかいぴょーん」をしたくなります。言葉のくり返しも心地よい響きです。

発行年( 2000年 )

ぽんぽんポコポコ 
(作)長谷川義史
(出版社)金の星社
だれのおなかかな?ってあてっこしながらページをめくる、楽しい絵本です。ぽんぽんポコポコの繰り返し。おなかのことを赤ちゃん言葉で「ぽんぽん(ぽんぽ)」って言いますよね。ぽんぽんってひびきがとっても優しくて心地よいです。動物たちがぽんぽんポコポコ、あかちゃんもぽんぽんを出してぽんぽんポコポコ!さいごはお母さんが優しく「ぽんぽんないない」。たのしいリズムであかちゃんといっしょに遊べる絵本です。

発行年( 2007年 )

まる さんかく ぞう
(文)及川賢治
(絵)竹内繭子
(出版社)文渓堂
「まる さんかく・・・」ときて「ぞう」。「しかく ぞう まる」「ぞう ぞう しかく」。絵を見ると、三角や四角に混ざって、ぞうやバスや とりが、おすまし顔で三段におさまっています。ユニークでポップ、なんだか嬉しくなる絵本です。形から出ているリズム感、耳に心地良い言葉、面白い形。みんなが楽しくなります。

発行年( 2008年 )

まる まる
(作)中辻悦子
(出版社)福音館書店
「まるまるえっへん」「まるまるふにゃり」「まるまるこまる」「まるまる は は は」……。くり抜かれたふたつのまるい穴とシンプルでやわらかい線の組合わせがさまざまな表情を生む、しかけすぎない仕掛け絵本、穴あき絵本の傑作です。文字の演出もおもしろいですね。子どもの目が、鮮やかな色彩とシンプルな形に引きつけられそうです。

発行年( 1998年 )

 

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