こどもの遊びにはどんな種類があるでしょうか。
「幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン」策定後の具体的な取組推進で、こども家庭庁委託事業として、科学的知見の充実・普及に向けた調査研究(乳幼児の遊びと体験)の報告書が出されています。 遊びの種類や分類は数多ありますし、環境の変化に伴い遊びの種類や内容は昔と変わってきています。今回の「遊びの種類」は、この調査研究を参考にさせてもらいました。
遊びの種類(コンテンツ)には・・・・・
※道具・おもちゃ遊び(パズル、ブロックなど)
※制作遊び(塗り絵、工作など)
※受容遊び(アナログでは絵本、図鑑など)(デジタルではテレビやスマホでの動画視聴など)
※ゲーム遊び(アナログではパズルゲーム、ボードゲームなど)(デジタルではコンピューターゲームなど)※手遊び・ふれあい遊び(あやし遊び、リズム遊びなど)
※文化・芸術体験(劇鑑賞など)
※ごっこ遊び(ロールプレイ〈●●ごっこ〉など)
※遊具遊び(ブランコ、シーソーなど)
※運動遊び(跳躍運動など)
※自然遊び(水、砂、泥遊びなど)
※イベント体験(季節の行事など)
このように遊びの種類はたくさんあります。こども家庭庁が示している、幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン「はじめの100か月の育ちビジョン」で、「遊び」とは「こどもが主体的に興味を持ち、夢中になって心と身体を動かして行う行為」とされています。遊びはあくまでもこどもが主体ですし、楽しくて夢中になることで身体や心のさまざまな育ちを促すものです。
つぎに遊びの発達をみていきましょう。遊びの発達にはまず「愛着形成期」があります。ママやパパなどの養育者とこどもで愛着を形成する時期。こどもからのサインをいち早くキャッチして安心・安全につなげていく時期です。こどもは「安心」することでふたたび「挑戦」していきます。挑戦は探索でもあり遊びでもあります。
次いで「感覚遊び期」です。これはこどもの五感(触覚、視覚、嗅覚、聴覚、味覚)への刺激です。抱っこしたり、手や足や頭などを撫でたり、ベッドメリーやガラガラなどのおもちゃの音を聞いたり、見たり触ったり、口に入れたりして、さまざまな感覚を味わい楽しむ遊びです。
そして「模倣遊び期」。養育者の真似をする遊びです。こどもは大人の真似を楽しみますが、大人もこどもの真似をして遊ぶといいですね。
その後「ごっこ遊び期」。おままごと、お店屋さんごっこ、ヒーローごっこ。さまざまな想像力や社会性が身につきます。そのような段階を通り、「ルール遊び期」ではルールを守ることを知り、自分たちでルールを作ったりして遊びが広がります。そして「自立期」へと発達し、遊びの中で我慢することも覚えていきます。
こどもたちは安心・安全な環境で大人に守られてこそ、遊びたいという気持ちが育まれます。こどもが何を楽しんでいるのかも知りたいですね。
「安心と挑戦の循環」を通して、こどもの遊びは広がり発展していきます。こどもは、楽しいと思える遊びで成長していきます。
大人は、こどもの「遊びたい」「やってみたい」という気持ちを大事にするとともに、こどもの気持ちに応える安心・安全な環境にも配慮していきたいものです。
次回からは「こどもの発達と絵本」をシリーズでお届けします。