友だちできるかな、皆と仲良くできるかな、長く座っていられるかな、授業についていけるかな。給食もトイレも心配。小学校という新しい生活。親も子も、楽しみや期待がある中でも不安や心配、少しだけ未知への怖さもあることでしょう。小学校入学に向けて、昔から皆このような気持ちを抱えてきました。
絵本「1ねん1くみの1にち」。登校から始まる子どもたちの姿を写真で表現しています。学校の日常を描いた絵本の子どもたちの表情や仕草を見ることで、さまざまな不安が心地よい緊張感と期待感に変わりそうです。子どもたちの豊かな学校生活に感動すら覚えます。
絵本「いちねんせい」。せんせいが わたしの なまえを よびました せんせいは わたしの なまえを しってるんだね、、せんせいは なかよくしようと いいました せんせいも ともだちが ほしいのかな―谷川俊太郎氏の豊かな言葉の世界が広がっていきます。クスッとして、ほんわかした気持ちになる言葉を親子で一緒に楽しむことができます。時代を超えて子どもたち、そして大人にも愛されてきたロングセラー詩集です。谷川氏は子どもの心にも大人の心にも響く素敵な詩を数多く残されています。
これら2冊の絵本は、一枚一枚の写真から、そして一つ一つの詩から、子どもたちの些細なつぶやきが豊かに広がって聞こえてきます。時代を経ても変わらないものがあることに安堵し、穏やかな心情に浸ることができます。心をゆさぶられ温かさを感じる絵本たちです。
入学に向けて、親子で何度か学校までの道順を確認しながら地域探検もしてみましょう。入学準備や年度末で忙しい中、子どもたちの気になっていることを聞く機会にもなります。
お父さんお母さんの入学時の思い出なども話してあげるといいですね。子どもは親の幼少時の話を聞くのがとても好きです。聞くことで安心もします。
小学生になっても絵本を読んであげましょう。子どもは親との空間を楽しみ、親の声を聴きながら、安心感の中で感性を育んでいきます。
【1ねん1くみの1にち】川島敏生 写真・文 アリス館
【いちねんせい】谷川 俊太郎 詩 和田 誠 絵 小学館
※ 他にも小学校入学に向けてたくさんの絵本が出版されています。入学前に子どもとゆったりした時間を ともにしたいものですね。
【あした、がっこうへいくんだよ】ミルドレッド・カントロウィッツ 作 / N.W.パーカー 絵 / 瀬田貞二 訳 評論社
はじめて学校に行く希望と不安を、ぬいぐるみのクマに語りかけて、自分を励まし元気づける少年の心情が・・・。
【くんちゃんのはじめてのがっこう】ドロシー・マリノ 著・絵 間崎 ルリ子 訳 ペンギン社
こぐまのくんちゃんは今日から小学1年生。うれしくていつもより早く目を覚ましたくんちゃんはお母さんと一緒に・・・
【一年生になるんだもん】角野栄子 文 大島妙子 絵 文化出版局
健康診断に行ったりランドセルを買ったり手さげ袋を作ったり。入学式までの楽しい準備の様子にワクワクします。