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かお かお どんなかお(ミニえほん) (作)柳原良平 (出版社)こぐま社
目と鼻と口から作られる“かお”。赤ちゃんが好きな“かお”。ページをめくると「たのしい かお」や「かなしい かお」「いたずらな かお」「すました かお」「ねむった かお」……。いろんな気持ちと、いろんな顔に出会えます。

発行年( 2015年 )

おやすみ (作)中川李枝子 (絵)山脇百合子 (出版社)グランまま社
朝起きてから、楽しい1日を終えて仲良くおふとんに入って寝るまでが、ほんわか楽しく流れます。たくさん遊んで、お風呂に入って、美味しいご飯を食べて、絵本を読んでおやすみなさい。優しく眠りに誘います。「おやすみ~むにゃむにゃ」 

発行年( 1986年 )

おせんべ やけたかな (構成・文)こがようこ (絵)降矢なな (出版社)童心社
わらべ歌絵本。「お・せ・ん・べ・や・け・た・か・な」「やけた!」いちまいずつ、おせんべが焼けていきます。どのおせんべが焼けたかな?ページをめくるたびに、くるっと焼けるいろんな顔のおせんべは、とっても表情豊かです。おせんべが焼けるいい香りも漂ってきそうです。子どもといっしょに歌いながら、手をおせんべに見立てた手遊びも楽しんでみませんか。

発行年( 2018年 )

あぶくたった (構成・絵)さいとうしのぶ (出版社)ひさかたチャイルド
“あぶくたった にえたった にえたかどうだか たべてみよ” おなじみのわらべ歌が楽しい絵本になりました。家族みんなでうたいながらお汁粉が煮えるのを待っています。おいしそうな小豆色、いい香りをかぎ、ぐつぐつ煮える音を聞いて、いただきまーす。絵本の中で五感も育まれます。

発行年( 2009年 )

ふうれんこのはくちょうじいさん 井口文秀 井口文秀 (出版社)小峰書店
戦後、北海道風蓮湖で苦闘の連続だった生活。原生林を切り開き、わずかな畑でジャガイモや穀類が少しはとれるようになったころ、風蓮湖に飛来するオオハクチョウとの出会いが始まります。食糧難の時代から30年余の歳月を、白鳥へ全身で愛情をそそぎ、白鳥保護に命をかけた工藤多助さんの実話絵本。

発行年( 1979年 )

よこむいて にこっ (作)高畠純 (出版社)絵本館
ゴリラやワニ、そしてバナナまでもが「よこむいて にこっ」その姿が可愛らしく微笑ましいです。どの動物も正面を向いている時はすまし顔ですが、横を向いた時はにこっ。真顔から笑顔の横顔がみられて幸せな気持ちになります。バナナもにこっ!の、面白くてやさしい絵本です。

発行年( 1998年 )

みず ちゃぽん (作)新井洋行 (出版社)童心社
表紙にたくさんのしずく。よ~く見ると、笑ったり口をあけたりいろんな表情をしています。水は「ぴちゃ」と音がしたり「ぽと ぽた ぽしゃ」と落ちてきたり。「ざあー!」「ざざざあー!」と降ってきたり流れ落ちたり。水あそびが大好きな子どもたち。身近で自然な「水」の音と形が、絵本のなかで存分に「たぷん たぷん」と揺れます。水色と白だけで描かれたシンプルでリズムがあり、生命を感じる素敵な絵本です。

発行年( 2011年 )

まんまん ぱっ! (文)長野麻子 (絵)長野ヒデ子 (出版社)童心社
あかちゃんのことばはふしぎなことば、まるでいのちの音楽のよう。まんまんぱっ!ぱいぱい ぱいぱい、ぐるぐるぐる~ん。あかちゃんといっしょにたのしむ音と絵の絵本。いのちを感じる「ぐるぐる感」がとっても楽しいです。ぱいぱいぱいで「お母さんのおっぱい」。まんまんまんまんから「ぱっ!」輝いている赤ちゃんの笑顔。鮮やかな色彩にも「命」を感じます。

発行年( 2016年 )

まる まる (作)中辻悦子 (出版社)福音館書店
「まるまるえっへん」「まるまるふにゃり」「まるまるこまる」「まるまる は は は」……。くり抜かれたふたつのまるい穴とシンプルでやわらかい線の組合わせがさまざまな表情を生む、しかけすぎない仕掛け絵本、穴あき絵本の傑作です。文字の演出もおもしろいですね。子どもの目が、鮮やかな色彩とシンプルな形に引きつけられそうです。

発行年( 1998年 )

まる さんかく ぞう (文)及川賢治 (絵)竹内繭子 (出版社)文渓堂
「まる さんかく・・・」ときて「ぞう」。「しかく ぞう まる」「ぞう ぞう しかく」。絵を見ると、三角や四角に混ざって、ぞうやバスや とりが、おすまし顔で三段におさまっています。ユニークでポップ、なんだか嬉しくなる絵本です。形から出ているリズム感、耳に心地良い言葉、面白い形。みんなが楽しくなります。

発行年( 2008年 )

まねっこ おやこ (文)おくむらけんいち (絵)マッティ・ピックヤムサ (出版社)ブロンズ新社
フィンランドのイラストレーターが描く、おしゃれでかわいい北欧ファーストブック!大好きなおかあさんとおとうさんがしていることをまねっこする赤ちゃん。みんなで仲良くまねっこしよう!ぶたのおかあさんがごろん!ぶたのおとうさんもごろん! そしてあかちゃんがごろんで「おやすみなさい」。見返しの鮮やかなイチゴのイラストもすてきです。

発行年( 2015年 )

ぽんぽんポコポコ  (作)長谷川義史 (出版社)金の星社
だれのおなかかな?ってあてっこしながらページをめくる、楽しい絵本です。ぽんぽんポコポコの繰り返し。おなかのことを赤ちゃん言葉で「ぽんぽん(ぽんぽ)」って言いますよね。ぽんぽんってひびきがとっても優しくて心地よいです。動物たちがぽんぽんポコポコ、あかちゃんもぽんぽんを出してぽんぽんポコポコ!さいごはお母さんが優しく「ぽんぽんないない」。たのしいリズムであかちゃんといっしょに遊べる絵本です。

発行年( 2007年 )

ぺろ ぺろ ぺろ (作)長新太 (出版社)BL出版
動物の親はみんな子どもをぺろぺろぺろ。おもちゃのじどうしゃも、ぺろぺろぺろ。タコもふねを、ぺろぺろぺろ。ぺろぺろぺろの繰り返しで、子どもは大好き。暖色系のイラストも温かさを添えます。最後はお母さんと赤ちゃんがくっついて笑顔でぺろぺろぺろ。

発行年( 1999年 )

へっこぷっと たれた (文)こが ようこ (絵) 降矢 なな (出版社)童心社
おいっちに おいっちに…へっこ ぷっと たれた。あかちゃんと一緒に読んでいるだけで、リズムが生まれる嬉しい絵本「わらべうたでひろがるあかちゃん絵本」シリーズです。並んで「おいっちに おいっちに」としているのはきのこさん、あひるさん、それからだるまさん。へっこ ぷっと たれた「ぷっ」と、おならをしている時のポーズとその表情はなんとも…!みんなが笑顔になる楽しい絵本です。

発行年( 2018年 )

はなびド〜ン (作)カズコ・G.ストーン (出版社)童心社
くらーいよぞらにシューッ、なーにかな。バンッ、ドーン、は・な・び。色鮮やかな沢山のはなびに、いろんなオノマトペ。この繰り返しは理屈抜きで楽しいですね。次はどんなはなびかな、ピカチカ、キラキラ、ハートのはなびも。最後はにっこり笑顔のはなび。赤ちゃんの目を釘付けにしてしまいそう!読んであげる方も楽しくなる絵本です。

発行年( 2012年 )

バナナです (作)川端誠 (出版社)文化出版局
バナナは子どもたちが最初に口にする果物の定番。甘くてやわらかくてみんな大好き。言葉にも出しやすい「バナナ」。青いバナナや木に実ったバナナ、皮つきバナナやむいたバナナ、いろんなバナナが出てきて、シンプルでとても楽しく面白い絵本です。黄色くなって熟したバナナ。さいごは「いただきまーす」。

発行年( 1984年 )

さわらせて (作)みやまつともみ (出版社)アリス館
「いぬさん ちょっと さわらせて」「いいよ せなか さわっていいよ」おすわりして、目をつむりうながすように背中をさわせてくれるワンちゃん。「ねこさん ちょっとさわらせて」「くびなら いいわ ああ いいきもち」おすわりして、くびをあげ気持ち良さそうに目をつむるネコちゃん。ウサギさん、ヒヨコさん、カメさん、ワニさん・・・といろいろな動物が登場します。動物たちは、みんな喜んでそれぞれさわってほしい部分を触らせてくれます。優しい風合いの素敵な貼り絵で、動物たちを可愛らしく表現しています。

発行年( 2014年 )

ごぶごぶ ごぼごぼ (作)駒形克己 (出版社)福音館書店
カラフルでシンプルな絵本です。「ぷぷぷ…ごぶごぶ…ごぼごぼ」などの音の響きやリズムの楽しさを、あざやかなオレンジ、赤、青の丸の動きで子どもたちに届けます。登場するのは、たくさんの丸。不思議な擬音と共に、大きさや色、並び方を次々に変化させながら現れます。これはもしかして…水の中? 「お母さんのお腹の中?」わからないけれど、強烈に惹かれる何かがあります。鮮やかな色の丸たちが、画面上を生き生きと動き回ります。鮮明な色と形を、子どもたちは擬音と共に目で追っていくことでしょう。

発行年( 1999年 )

ぎゅう ぎゅう ぎゅう (文)おーなり由子 (絵)はたこうしろう (出版社)講談社
あかちゃんの小さなおてて、おかあさんの手でつつみこんで「ぎゅう」。ぷっくりしたおなかごと抱きしめて「ぎゅう」。おふとんもいっしょに「ぎゅう」。おかあさんとあかちゃんのしあわせな「ぎゅう」が続き甘いきもちでいっぱいになります。まだまだ「ぎゅう」はつづきます。大好きなくまさんを「ぎゅう」。もっともっと「ぎゅう」・・おとうさんもきて「ぎゅう!」。あかちゃんも大人も大好きな「ぎゅう」。あかちゃんへのおもいがぎゅうーっとつまった絵本です。

発行年( 2014年 )

ぎったん ばっこん (文)なかえよしを (絵)上野紀子 (出版社)文化出版局
公園であまり見かけなくなったシーソー。子どもたちの大好きなシーソー。とりさんからぞうさんまで一緒に「ぎったん ばっこん」。動物は白黒で表情は豊かです。繰り返しがとっても楽しくて、子どもたちも声に出して「ぎったん!ばっこん!」と体をゆらしながらリズムをとることでしょう。

発行年( 1977年 )

かん かん かん (文)のむらさやか (制作)川本幸     (写真)塩田正幸 (出版社)福音館書店
ここは不思議な踏み切り。「かん かん かん」のリズミカルな音に導かれて、遮断機の向こうを様々な列車が通ります。食べもの列車、自動車の列車、それからそれから……。「かんかんかん」の音が喚起する期待感。きれいな色の手作りおもちゃ。楽しい写真の踏切や列車にワクワクドキドキします。次はどんな列車が通るかな。あっ、きた!

発行年( 2010年 )

おひさまさんさん おはようさん (作)なかじまかおり (出版社)岩崎書店
朝のおひさま、おはようさん!くもさん、あめさん、こんにちは!かぜさんいっしょにびゅうんびゅん。 あかるい色彩とリズミカルなことばがとっても楽しいおひさま絵本です。明るくて元気なおひさまから一日の活力をもらえそうですね。子どもも大人も、一日を元気に過ごしたいという気持ちにもさせてくれます。

発行年( 2012年 )

いろいろばあ (作)新井洋行 (出版社)えほんの杜
あか、あお、きいろがやってきて、みんなといっしょに「あ・そ・ぼ」。チューブから元気に飛び出した、赤、青、黄のいろくんがお友だちになって一緒に遊ぶと、不思議な仲間が生まれます。オノマトベがとっても楽しく、まじりあっていろいろに変化する様子がとてもきれいで面白い絵本です。

発行年( 2011年 )

あっぷっぷ (文)中川ひろたか (絵)村上康成 (出版社)ひかりのくに
わらべ歌、「だるまさん だるまさん にらめっこしましょう わらうと まけよ あっぷっぷ」 だるまさん、思いっきりほっぺを膨らませて「ぷ」、でもすぐに笑いこけちゃう。子どもって「にらめっこ」が好きですよね。すぐあとに笑顔をみられるから。そして、大好きな人のお顔を見て、大好きな人と一緒にできる遊びだから。「おかあさん おかあさん にらめっこしましょ わらうと まけよ あっぷっぷ」

発行年( 2003年 )

りんご (文)松野正子 (絵)鎌田暢子 (出版社)童心社
あか、きいろ、ピンクのりんご。まるいりんごの皮をむき、切って、芯をとり、「ああ おいしい」までのしあわせな家族が描かれています。りんごの甘酸っぱいおいしさまでも伝わってくる絵本です。やわらかい色づかいの優しいタッチで描かれたりんごや人の顔に、おだやかな心地よさを感じます。「りんご」という言葉のやさしい響きが繰り返されるのも心地いいです。

発行年( 1984年 )

よくきたね (文)松野正子 (絵)鎌田暢子 (出版社)福音館書店
動物たちの赤ちゃん、お母さんから「おいでおいで」とよばれてよちよち寄っていくと、お母さんが抱きしめてくれます。この受け止めてもらえる安心感。抱っこの温かさとやわらかさ。動物たちの表情が繊細に表現されていて、とてもあたたかみのある絵です。その絵と共に大きな愛情が伝わってきます。大好きな人からの「おいでおいで」は赤ちゃんにとって心地よい言葉です。

発行年( 2009年 )

もこ もこもこ (文)谷川俊太郎 (絵)元永定正 (出版社)文研出版
何もない「しーん」とした世界から、「もこ」っと不思議なモノが生まれます。「もこもこ」「にょきにょき」と赤ちゃんが発音しやすい不思議な音を立て、形や色が変わっていきます。赤ちゃんが好きで発音しやすい感性あふれるオノマトペと、色彩豊かで鮮やかな色、不思議だけれどどこか懐かしい形が赤ちゃんの心を包み、感性が刺激され、絵本の世界に引きこまれます。多くの子どもたちが長く読みついでいます。

発行年( 1977年 )

まるてん いろてん (文)中辻悦子 (絵)中辻悦子 (出版社)福音館書店
白地の背景に色とりどりの“まる”が、1個、2個、3個、お顔になって「あーん」「もぐもぐ」「にっこり」、そして大きくなったり小さくなったり変化していきます。コントラストがはっきりしていてとてもきれいな色調です。赤ちゃんの大好きな“丸”。そして色合いがとても豊かです。赤ちゃんは“まる”や“色”、そして大きさのおおきな変化や、連続性のある変化に引きこまれることでしょう。

発行年( 2015年 )

ママだいすき (文)まど・みちお (絵)ましませつこ (出版社)こぐま社
様々な動物の「ママだいすき」。愛しい表情で子どもを見つめるママ。ママと一緒で嬉しくてたまらない子どもたち。「お顔を見つめあってどんなお話をしているのでしょうね」と、親子で会話がはずみそうです。ほのぼのとした親子関係が、優しいタッチと色づかいで描かれています。読み手もあたたかな気持ちになります。童謡「ぞうさん」を作詞した、まど・みちおさんの優しさを、絵本のすみずみに感じます。

発行年( 2002年 )

ぽんぽんポコポコ (作)長谷川義史 (出版社)金の星社
「ぽんぽん」、誰のおなかかな? ねこさん、たぬきさん、ゴリラさん。赤ちゃんはお父さんの膝にすわって、お父さんの大きな手で「ぽんぽんポコポコ」。そして「ぽんぽんないない」と今度はお母さんの手が出てきます。親子の笑顔がとても優しく、家族の愛情を感じる絵本です。「ぽんぽんポコポコ」のリズミカルで軽快な音の繰り返しは赤ちゃんの注意を引きます。「ぽんぽんポコポコ」の文字も、大きさや形が変化してリズミカルに踊っています。赤ちゃんはこの絵本を見ながら、自分のぽんぽんをポコポコとたたくことでしょう。

発行年( 2007年 )

ぽんちんぱん (作)柿木原政広 (出版社)福音館書店
よく食卓に出るパンを「ちぎちぎ」したらいろいろなお顔ができるねという楽しい写真絵本です。濁音半濁音がいっぱいのリズミカルな言葉。次はどんな顔が出てくるかなと興味関心のウキウキ・ワクワク感。赤ちゃんの心も読み手の心も踊ります。フランスパンは3人のお顔。赤ちゃんどんな表情をするでしょう。即興でリズムを付けて一緒に体を動かしたり、手をたたいたりしながら歌える絵本です。

発行年( 2014年 )

ふたごのしろくま      ねえ、おんぶのまき (作)あべ弘士 (出版社)講談社
お母さんにおんぶをしてもらいたくて、いろいろな動物がおんぶしてもらっているのを見ては「ほらみんなおんぶしてもらってるよ」とおんぶをねだるしろくま。子どもたちに泳ぎが上手になってほしいお母さん。でも勇気を出して泳いできた子どもたちをおんぶしてあげます。温かくて微笑ましい親子の関係に、とても優しい気持ちになりほっとします。赤ちゃんはおんぶしてほしくなり、読み手はおんぶしてあげたくなります。シンプルな絵にも安心感をおぼえます。

発行年( 2012年 )

ぴょーん (作)まつおかたつひ (出版社)ポプラ社
縦開き絵本で、「ぴょーん」と思いきり飛び上がる飛躍感を表現しています。さあ構えて、ドキドキの期待感、ページをめくって「ぴょーん」で解放感と安心感。その繰り返しの面白さ、楽しさ。色々な動物が「ぴょーん」に挑戦。でもカタツムリはできなかった。最後にわたしが思いきり「ぴょーん」。上手にいっぱいとべたよ。赤ちゃんは絵本にあわせてぴょんぴょんするかもしれません。読み手も赤ちゃんを抱き上げて「たかいたかいぴょーん」をしたくなります。言葉のくり返しも心地よい響きです。

発行年( 2000年 )

のせてのせて (文)松谷みよ子 (絵)東光寺啓 (出版社)童心社
まこちゃんが「ブブー」と自動車で走ります。「ストップ! のせて のせて」といろいろな動物が乗ってきます。長いトンネルを抜けて「でた!おひさまだ!」とみんな大喜び。“みんなで仲よく楽しく”は、赤ちゃんも大好き。そして車も好き。「ストップ」「のせて」「どうぞ」の繰り返しも赤ちゃんは大好きです。最後のページに、車の行く先「遊園地」が描かれています。シンプルなストーリーで、長く読みつがれている絵本です。

発行年( 1969年 )

ととけっこう よがあけた (文)こばやしえみこ (絵)ましませつこ (出版社)こぐま社
クジャクのようにカラフルで、とさかが真っ赤なニワトリ。やさしい表情で「ととけっこう よがあけた」と歌いながら、動物の子どもたちを起こして回ります。動物たちはちょっと眠そうだけど機嫌よく起きてきます。最後はみんな笑顔で「おひさま おはよう」と。とても優しくあたたかみのある、わらべうたをもとにして作られた絵本です。最後に楽譜も載っています。「ととけっこう よがあけた 〇〇ちゃん おきてきな」と子どもの名前を入れて歌いたくなります。

発行年( 2005年 )

とっとことっとこ (作)まついのりこ (出版社)童心社
どうぶつもロボットもみんな靴をはいて「とっとこ とっとこ」と歩きます。へびさんは「とーとこ とーとこ」、ほしさんは「とっとこ ぴかぴか」。「とっとこ」の言葉の配置や大きさが、動物たちによってユーモラスに変化していて、歩くことがとても楽しい遊びとして表現されています。歩いているみんなは満面の笑顔で、歩くことに対する喜びや欲求が表情や動きに出ています。

発行年( 2003年 )

どうぶつのおかあさん (文)小森厚 (絵)藪内正幸 (出版社)福音館書店
とても丁寧に、写実的に描かれた絵。様々な種類の動物のお母さんが、子どもたちを大事にはこぶようすが確実に描かれています。あたたかで、子どもたちの安心しきった幸せな表情、そして親の優しいまなざしもやわらかく表現されています。それぞれの動物の運び方の特徴を丁寧な言葉で書かれていて、とても心地よい穏やかな気持ちになれます。

発行年( 1981年 )

だるまさんが (作)かがくいひろし (出版社)ブロンズ新社
シンプルに、白地に黒の言葉、そして赤でだるまさんが描かれていて、表情まで鮮明に見えます。赤ちゃんの好きなオノマトペ、「どてっ」「ぷしゅーっ」「ぷっ」「びろーん」そして最後は「にこっ」。表情豊かでとてもユニーク。だるまさんの動きにあわせて体を動かし、表情も変化させて、親子で一緒に遊べます。

発行年( 2008年 )

だっだぁー (作)ナムーラミチヨ (出版社)主婦の友社
「だっだぁー だらっ だらっーー だっだぁー」赤ちゃんのクーイングや喃語でしょうか。赤ちゃんの好きな濁音、半濁音です。粘土の表情が生き生きしていて、読み手は粘土の表情と同じ顔になることでしょう。赤ちゃんは大好きな読み手が絵本と同じ表情になって喜ぶことでしょう。赤ちゃんの大好きな目鼻口からできるお顔、表情の変化に、赤ちゃんはきっと引きつけられるでしょう。

発行年( 2010年 )

しろくまちゃんのほっとけーき (作)森比左志・わだよしおみ・若山憲 (出版社)こぐま社
言葉がとてもリズミカルです。子どもたちの大好きなホットケーキを、しろくまちゃんはお母さんと一緒に作ります。ホットケーキの焼ける過程を赤ちゃんの好きなオノマトペで表現していて、赤ちゃんは絵本を見ながら「ぽたあん」「どろどろ」と一緒に声を出すことでしょう。シンプルなストーリーですが、おやつを一緒に作り、友だちを呼んで一緒に食べ、一緒にお片づけをするという家庭の幸福感も味わえます。色が鮮明でとてもきれいで、赤ちゃんは色にも言葉にも引きこまれます。成長と共にホットケーキを焼く過程も見ることができ長く楽しめます。多くの子どもたちに読みつがれている絵本です。

発行年( 1972年 )

じゃあじゃあびりびり (作)まついのりこ (出版社)偕成社
日常の生活でよく耳にする「音」、そして鮮やかでとてもきれいな「色」。文字の配置も変化に富んでいて、様々な個所に赤ちゃん絵本として作者の工夫が見られます。赤ちゃんは水と、「じゃあじゃあ」の音がとても好き。自分で「びりびり」と紙を破くのも好き。赤ちゃんが大好きな「音」が、カラフルな絵になっていて、注意を引きつけます。

発行年( 1963年 )

しっぽがぴん (作)おくはらゆめ (出版社)風濤社
キツネやネコ、カメまでがしっぽを「ぴん」と上げたり「たらり」と下げたり、「ぴん」と「たらり」という半濁音と清音の組み合わせがリズミカルに繰り返し、とっても楽しくなります。最後はみんなで「ぴん」「たらり」「ぴん」「たらり」と舞い踊ります。絵は日本画というのでしょうか、とても素朴で落ち着いた味わいがあります。最後の「あっぱれ」の言葉、赤ちゃんはすぐにまねして口ずさみそうです。

発行年( 2015年 )

くらいくらい (文)長谷川摂子 (絵)柳生弦一郎 (出版社)福音館書店
真っ暗な部屋。「まっくら くら くら くらーい くらい」呪文のような言葉の繰り返し。くらーい部屋はちょっと怖い。「でんきをつけてちょうだい」と言うと、笑顔のことりやかえるがそこにいる。お願いをしたら応えてくれて明るくなるという安心感。暗闇と、電気がついた明るい場の繰返しも、赤ちゃんにとっては面白い展開で引きつけられます。

発行年( 2006年 )

くっついた (作)三浦太郎 (出版社)こぐま社
安心できる人とくっつくことが大好きな赤ちゃん。きんぎょやあひる、ぞうさんたちが「くっついた」。そして最後はお母さんとくっついて、おとうさんとくっついた赤ちゃんが満面の笑顔。「肌と肌のふれあい」で赤ちゃんは安心感をおぼえ、信頼感を育んでいきます。この絵本を見ている赤ちゃんは、最初のページからお母さんとくっついているかもしれません。やわらかく優しい絵本です。言葉のくり返しがリズミカルです。

発行年( 2005年 )

くだもの (作)平山和子 (出版社)福音館書店
とても丁寧に、写実的にそれぞれの果物が描かれています。丸ごとの果物を、食べられるようにお皿に乗せフォークなどを添えて「さあ、どうぞ」。イチゴやブドウは洗って水滴まで付いています。赤ちゃんの手が伸びてきそうです。旬が冬の果物を差し出す人の服はセーターでしょうか。絵本全体に季節を感じます。とても引きつけられます。最後には上手にバナナの皮をむけたやさしい表情の女の子が登場。家族の愛情まで感じられる絵本です。

発行年( 1981年 )

かにこちゃん (文)岸田衿子 (絵)堀内誠一 (出版社)くもん出版
赤いカニ、かにこちゃんの海辺での一日。日の出の少しピンクがかった赤で染まった海から、おはようおひさまの黄色、そして緑と白の波が「しゃぷしゃぷぴしゃぴしゃ」。にげよう「すこすこすこすこ」。いっぱい遊んだあとは、おひさまも、海も空も燃えて、さようなら。オノマトペの繰り返しが心地よく響きます。そして引きこまれるような豊かな色彩。成長とともに、見方、楽しみ方の幅は広がります。

発行年( 2008年 )

がたん ごとん がたん ごとん (作)安西水丸 (出版社)福音館書店
「がたんごとんがたんごとん」と汽車が走ってきます。「がたんごとん」の軽快なリズムの繰り返しに赤ちゃんは引きつけられます。身近なコップやおさじ、そして果物が「のせてくださーい」と待っています。次のページでは嬉しそうに乗っているお顔が見られてひと安心。おさるさん乗れるかな、あっ乗れたよ、よかったとまたひと安心。期待感、安心感、そして最後は皆で食卓を囲む幸福感を一緒に味わいます。赤ちゃんは成長とともに物語りの展開や汽車の表情など、細部にまで興味関心をもって見ることでしょう

発行年( 1987年 )

かお かお どんなかお (作)柳原良平 (出版社)こぐま社
目と鼻と口から作られる“顔”。赤ちゃんが好きな“顔”。笑い顔、泣き顔、怒り顔、眠り顔、様々な顔の表情が切り絵で表現されています。顔の色が表情によって異なります。楽しい顔を読むときには読み手も楽しそうな顔をするでしょう。困った顔を読むときは読み手も困った顔をするでしょう。赤ちゃんは、絵本と、読み手の顔を見て、そして読み手の声を聞いて、真似をするようになることでしょう。どんなことを思うでしょうか、赤ちゃんの表情を見てみたいものです。

発行年( 1988年 )

おひさま あはは (作)前川かずお (出版社)こぐま社
赤ちゃんは、お父さん、お母さんの笑顔が大好き。大人も赤ちゃんの笑顔が大好き。皆はみんなの笑顔が大好き。「おひさま」も「おおきなき」も「ことり」も「おはな」も皆わらっています。お母さんがそばにいなくてご機嫌ななめの男の子も、お母さんに抱っこされてお母さんといっしょに「あはは」。「あはは」の音の心地よい繰り返し。絵の中の笑顔で読み手も笑顔になって「あはは」と笑いが出る絵本です。最後まで同じ黄色の色調にも心が温まります。

発行年( 1989年 )

おつきさまこんばんは (作)林明子 (出版社)福音館書店
美しい落ち着いた色調。なんとも気高いおつきさまのお顔。雲で隠れたおつきさまに、ネコも心配しています。でも、雲はおつきさまが大好きでお話をしたかっただけ。最後のおつきさまの笑顔に、みんな幸せな気持ちになりました。夜だけしか見られない神秘的な輝き、昔から変わらないおつきさま、読み手もフワッと心落ちつく絵本です。赤ちゃんは丸いおつきさまのお顔が大好きで引きつけられます。

発行年( 1986年 )

いない いない ばあ (文)松谷みよ子 (絵)瀬川康男 (出版社)童心社
子どもって3歳くらいになってもいないいないばあっ!が好きです。4.5歳になっても別バージョンのいないいないばあっ!が好きです。その基本が赤ちゃんの時のいないいないばあっ!です。読み手は「ばあ」の時、とびっきりの笑顔を赤ちゃんに向けます。ばあっ!と大好きな人の顔が出てきた時の安心感と、その笑顔を見られた時の喜びで赤ちゃんも笑顔になります。基本的な信頼関係づくりです。赤ちゃんが好きな濁音の繰り返しにも、赤ちゃんは引きつけられます。世代をこえて読みつがれている大ロングセラーです。

発行年( 2020年 )

あっ! (文)中川ひろたか (絵)柳原良平 (出版社)金の星社
赤ちゃんは好奇心旺盛です。興味関心のかたまりです。喃語しか発することができないけれど指さしができる時期。赤ちゃんにとってはほとんど全てが「はじめて」です。そんな中でも、このあいだ見て触って楽しかったものを見た時は「あっ!」です。初めてのものでも気に入ったものがあれば「あっ!」です。「あっ!」の響き、そして繰り返し。読み手が「あっ!」と言う。赤ちゃんも多分「あっ」と言う。絵本でのこの共感は、赤ちゃんだけでなく読み手もうれしくなります。シンプルかつ鮮明な色彩と絵が、赤ちゃんの関心を引きます。大好きな乗り物も登場します。

発行年( 2008年 )

あそび (作)ヘレン・オクセ (出版社)文化出版局
英国の絵本作家による絵本。コンパクトなサイズです。赤ちゃんの自然な日常の遊びが、“積み木は崩すんだよ”、“本の楽しさはめくることなんだよ”、“日用品や台所用品は赤ちゃんの遊び道具だよ”とシンプルに絵だけで表現されています。文字がなく、子どももシンプルに描かれていますが、好奇心旺盛のやんちゃな表情が垣間見られます。言葉を添えて楽しむことができます。

発行年( 1981年 )

あ・あ (作)三浦太郎 (出版社)童心社
赤ちゃんは「あ・あ」とお話しをします。赤ちゃんの身近な物で、同じふたつの音を使って表現する赤ちゃん言葉が多いということに気づかされます。「と・と」「く・く」「ぶ・ぶ」「て・て」、最後には「ぱ・ぱ」「ま・ま」そして赤ちゃんが「ふ・ふ」と笑顔に。読み手も最後には必ず「ふ・ふ」と笑顔になる絵本です。心地よい繰り返し音と、シンプルで鮮明な絵に赤ちゃんは引きつけられます。

発行年( 2013年 )